軽度発達障害の子と一緒に片付け方を考える
我が家には自閉症スペクトラムと診断を受けた子供がいます。
ぱっと見は普通の子と変わらないので、周りの人には気付かれてませんし、こちらから障害のことを話してません。
コミュニケーションをとるのが困難だったり、しゃべらないと言ったこともありません。
ただ、本人のこだわりが強く、思っていた予想と違ったり、急に予定が変更されると強い不満を訴えます。その場に立ち尽くして動かなくなったり、こちらの言うことを聞いてくれなくなります。
こちらに余裕があるときは待ってあげられますが、余裕がないときはイライラしてしまいます。
我が家の場合、最初に生まれた子が発達障害ではなかったため、
「アレ?この子なんだか手がかかるなぁ?上の子と少し違う気がする」
と違和感を覚えたのが、2歳になったころです。通常よりは早いと思います。
公的機関に相談して観察してもらったところ、まだ診断名を付ける段階ではないが、様子を見ていく必要がありそうだと言われました。不定期でしたが、療育センターに通いました。
診断名がついたのは小学校に上がる前あたりでした。
発達に関する講演会に足を運んだり、いろんな本を読んで、どう対応するのが子供にとって良いのか、考えていく中で、聴いたり読んだりする内容が何も発達障害の子に限ったことではないと気づきました。
そして、書いてある内容に自身がはっとさせられることも多いです。私も特性あり?
と悩んだりすることもあるのですが、人間なんて十人十色、完璧な人はいない…みんな長所もあれば短所がある。
私の短所は片付けが致命的に苦手なところです。
発達障害の本の中で、ギクッとした本がコチラです。
子供たちに読んで聞かせようと思って読み始めたら、初っ端から
これって私に対して書かれてるのかと思うほど、耳の痛いことが書いてあります。
声掛けの仕方も私がやってたのはNGワードばっかりで軽く落ち込みました。
つい、ダメ!という禁止の言葉を使ったり、~~しなさいなどと本人を急かす言葉を使ってしまうんです。
プラスの言葉かけ。
自分だって否定的な意見を言われるより、肯定された方が気分が良いのに、なかなか素直に我が子を褒めてあげられないダメ親です。
うちの子は耳から入ってくる情報を処理するのが苦手なようで、聞き取りテストのときは良く首をかしげます。
目から入ってくる情報はきちんと処理できるようで、計算を解いたりするのは早い方です。
なので、いくら
「早く片付けなさい」
とか
「お風呂に入りなさい」
と言っても、自分のやりたいことがあってそれに集中してるときは全く聞いていないのです。
それを毎回うるさく言っても自分がイライラするだけで意味ないですよね。
本の中にリマインドのスキルというフレーズがあります。
繰り返す・復唱することの大切さが書かれています。
親がキレてギャーギャーわめいても子供に全く響かないどころか当事者でない他の家族にも迷惑をかけてしまいます。
特性のあるお子さんをお持ちの方のほとんどが悩んでいることだと思います。
本に書かれていることは、大人向けの片付け本に書かれてる内容とほぼ同じです。
・カテゴライズする。
・要るものと要らないものを分ける
・使う物の優先順位を決める
など…
子供向けになるほど!と思う事は色を使って視覚的に片付け位置を把握させることですね。うちの子みたいに情報が目から入るお子さんには有効かと思います。
すぐには変わらないことを親である私が自覚して気長に向き合ってあげないといけないんですよね。書くだけなら簡単ですが、いざ我が子と向き合うとなかなか難しい事です。
短気は損気!
気持ちを切り替えて子育てというより自分育てをしないといけない今日この頃です。